ブラック保育園を避けて働くために
保育園の求人を探す方法はいくつかありますが、出来る限り情報量の多い求人媒体を利用するのが鉄則です。
ブラック保育園に応募してしまうことを避けるために、保育士求人を探す際にチェックしたいポイントなどについて、ご紹介しています。
もしかして私が働いている今の保育園もブラックかも・・・といった方もご覧になってみてください。
次の転職先探しに活用できる部分も多いのではと思います。
Contents
ブラック保育園とは
ブラック保育園、ブラック企業など、ブラックという言葉が普通に使われるようになりましたが、そもそもブラックとは、
「長時間労働、サービス残業、パワハラなどが横行し、低賃金といった労働者に過酷な環境」
を指すことが多いです。
ブラック保育園もこうした特徴を持つといって良いでしょう。
パワハラ、いじめ、何もベテラン保育士からのイジメに限りません。
職場の人間関係から正職員のベテラン保育士がイジメに遭い、退職してしまうケースもなかにはあるようです。
これから職場探しをする際、ブラック保育園やその他の保育施設でもブラックな職場で働くのだけは避けたいものですよね。
パート、正社員、派遣に限らず、そうした職場で働くリスクは大きいです。
責任感のある保育士さんほど精神的にも追い詰められてしまう可能性があります。
実際、保育業界で働くこと自体を辞めてしまう保育士さんも。
「保育士辞めたい」といった検索ニーズも実は高いんです・・・。
これから保育士求人をお探しになる場合、どういったポイントに気をつけるとブラック保育園を避けて就職活動が出来るでしょうか。
もし、今の職場がブラックな場合・・・
またもし、今の職場がブラックだと思う。
もう気持ちが折れそう、限界が近いかも・・・といった場合には早めに転職の相談をされることをオススメします。
人材紹介会社のコンサルタントに相談をすると、人間関係が良く働きやすい職場や雇用形態を変えて働くといった選択肢も提案してもらえると思います。
保育士求人サイトを利用して働きやすい保育園などを探す
⇒ 保育士バンク
⇒ 保育ひろば
などは求人情報数も多く、選択肢を多く提案してもらうことが出来ます。
どうしても退職出来ないといったことはありません。
就業規則に退職手続きに関して記載がある場合には、それに則り手続きを行う必要がありますが、どうしても退職交渉が難しければ内容証明で退職届を送る方法もあります。
労基署へ相談する方法もあります。
ただ、相談員によっては具体的なアドバイスがもらえない可能性もあります。
費用はかかりますが弁護士に相談する手もあります。
今は退職代行サービスもありますから、辞める選択肢は今の方が多いかもしれません。
退職は円満退職が前提ですが、ブラック保育園の場合にはそれが難しい場合もありますから、状況に応じて対策は必要かもしれませんね。
さらに嫌がらせで離職票を発行してくれない可能性もありますが、その時はハローワークに相談をすれば、連絡をしてくれるケースは多いです。
ブラック保育園の特徴
ブラック保育園かどうかを見極めるには
ブラック保育園かどうかを見極めるポイントを求人情報、園見学に分けてご紹介しています。
問い合わせをして求人情報以上のことを知りたい場合、ハローワークや折り込みちらし、フリーペーパーは情報が不足しやすいといえます。
質問しても、園に直接問い合わせをしてみてください、と言われることになります。
知り合いの口コミが得られない保育園も多いですから、保育士求人の情報を得るには保育士に特化している、人材紹介会社が運営する保育士求人サイトの活用がおすすめとなります。
問い合わせれば、保育園や保育施設の雰囲気など詳しい情報を得ることが出来ます。
求人情報からブラック保育園か判断する
最初の段階として、求人情報からブラックかどうかを見分けるには、次のようなポイントに注意してみてください。
いつでも求人が出ている
ブラック保育園(施設)は離職率が高いため、常に人手不足です。
そのため常に求人が出ているケースが多く、さらには人数を確保するために保育方針に合う・合わないに関わらず、経験も重視せずに採用します。
結果として、新人保育士ばかり、ベテランばかりといったようにスタッフのバランスが取れておらず、余計に中途で入った保育士が働きにくい・・・といった状況となり退職。
常に保育士が定着しない職場になっている可能性があります。
高給与、高待遇であることを強調している
保育士に限りませんが、人材募集で応募を集めるには「高給与、高待遇」をアピールすることです。
給与が明らかに相場以上に高い場合、なんらかの理由があって高給与になっていると考えた方が良いでしょう。
保育士が定着しないために高給与で応募を集めて、どんどん採用しなくてはならない状況なのかもしれません。
人材が定着しないので、昇給もあまり無いですし賞与の支給も抑えている可能性があります。
そのため、初年度は高給与で募集が可能となっている可能性もあります。
園見学時にブラック保育園か判断する
就職・転職を決断する前には、必ず園見学をされることをオススメします。
ちなみに、園見学をどうしても断る保育園はブラック保育園な可能性が高いといえます。
施設の状態、おもちゃの管理状態
保育施設が古いことと、管理がされていない不衛生な状態は別問題です。
おもちゃが汚い、遊具や備品が壊れている。
そうした状態は、見れば分かることが多いです。
外部から人が来ることが分かっている状態、園見学でそうした管理がされていない状態であれば普段はもっとひどい状況かもしれませんね。
人手不足が深刻で管理が全くできていないのかもしれません。
働いている保育士の人数、年齢
保育園で働いている保育士の人数と、保育を行っている子供達の人数もチェックしてみましょう。
明らかに保育士の人数が足りていないと感じる場合、あなたが現場に入って改善される可能性はあるでしょうか?
また保育士の年齢にも注目です。
年齢構成比が偏っている場合、働きにくい可能性が高いです。
30代、40代の保育士が少ないところは、働きにくい可能性が高いといって良いのではないでしょうか。
働いている保育士の表情も可能でしたらチェックして見てください。
笑顔が無い、疲れ切っている、怒ってばかりいる。
子供の表情も要チェックです。
実際には、面接であまり質問するのも難しい・・・
ブラック保育園かどうかを見極めるためには、面接での質問も重要です。
ただ・・・直接聞くのが難しい内容もありますよね。
「保育士さんの定着率はどうですか?」
「新卒保育士さんは何人で、ベテラン保育士は何人いますか?人間関係は良いですか?」
など、知りたいけれど聞きにくい質問内容もありますし、
「残業はどのようになっていますか?」
と聞いたとしても、きっと行事前などは忙しいですよ、と言った当たり障りの無い答えが返ってくるでしょう。
うまく誤魔化される可能性も否定出来ません。
毎日残業です、持ち帰りは当たり前です、といったことは事実であったとしても言わないでしょう・・・。
それに面接時にあまりにそういった質問ばかりするのも印象が悪いですよね。
そこで活用をオススメしたいのが、保育士求人サイトです。
でご紹介したような求人サイトは、保育士に特化した人材紹介会社が運営しているため、職場探しのサポートを受けながら働きやすい職場を探すことが可能です。
正社員、パート・アルバイトが主ですが、「保育情報どっとこむ」は派遣保育士の求人も含めて探すことが出来ます。
希望条件が複数ある保育士さんも多いと思います。
そうなると、自分で条件を入れて探してみても思ったように良い求人が見つけられないことも多いと思いますので、担当コンサルタントに希望条件を伝えて求人を紹介してもらう方法がオススメです。
気になる職場の情報についても、求人票に書かれている以上の情報を持っていることも多いですし、見学にも同行をお願いすることも出来ます。
ブラック保育園を避けて職場を見つけたい場合にも、心強い味方になってくれるはずです。